写真展

「FANTASTIC REALISM 夢遊する現実」

会期:2008年12月3日(水)~2009年1月18日(日)
会場:epSITE(エプサイト)

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内容

4年ぐらいの間に撮り溜めたデジタルカメラによるカラー写真140点。毎年季節になると撮影している紫陽花。ディテールや造形に惹かれて撮影したクラゲやホオズキ、落ち葉。そして自作レンズをはじめ、スローシャッターや高速度写真など、写真の可能性を探るためのさまざまな実験の記録。実際に撮影に使ったレンズや万華鏡などとともに展示。

撮影データ

ニコンの一眼レフ、D100、D200、D300を中心にコンパクトカメラのニコン COOLPIX5000、キヤノン IXY DIGITAL L4、リコー Caplio GX100などを使用。
出力機はエプソン PX-20000、PX-5800。ニコンのD100(600万画素機)で撮影した写真をB0判で出力したが、問題なし。あんまり「何百万画素」なんていうことにこだわらず、自由に写真を撮ればいいと思う。

カラーマネージメント

モニタはサムスンのSyncMaster XL20Plusを使い、Eye-One Pro測定器を使って、キャリブレーションをとった。見本プリントは付けずにデータだけを渡し、エプサイトにて出力をしてもらう。9割ぐらいは一発オーケーだったので、何度も出力し直してもらうというようなことはなかった。カラーマネージメントの環境を整えておけば、イメージ通りの色再現が実現できることが証明できた。

告知文

上原ゼンジは、たえず写真をとおして、飽かず視覚の実験を試みつづけている、なんともいえず、おもしろい写真家である。彼の実験台では、うずらの卵がもうひとつの地球に、透明クラゲが宇宙的遊泳体に変貌し、透過光にさらされた枯れ葉はミステリアスな色と怪しいディテールの塊になる。それだけではない。レンズもみずから作ってしまう。しかもどこにでもありそうな、100円ショップでも買えるような材料で。それらのレンズをコンパクトデジタルカメラに取り付けて撮影した、花やキューピーや街は、キッチュで可愛くてちょっぴり怖い。さらに、写真画像のレタッチにも詳しい。本を一冊書き上げてしまうほどだ。夢幻にひろがる空想世界と身体的な現実が、写真のなかに奇妙なバランスで融合する。虚と呼ぶにはずっしりと重く実というにはふわふわと軽い。いったいこの人の頭の中はどうなっているんだろう…ふしぎの宇宙への旅。12月3日~、エプサイト。イメージの扉の鍵を開けてお待ちいたします。

パノラマ写真による記録

会場の写真を岩本朗さんにパノラマ写真で記録していただいたので、ぜひご覧ください。
エプサイトでの展示をパノラマ写真でみる
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「手ぶれ増幅装置、その他の実験」

会期:2010年6月25日(金)、26日(土)、27日(日)
会場:街道リぼん

内容

尾仲浩二さんが運営するギャラリー街道を一年間の期間限定で佐藤春菜さんと松谷友美さんが運営したのが「街道リぼん」。声をかけてもらい、喜んで展示させていただいた。
内容は「手ぶれ増幅装置」や「宙玉レンズ」などで撮影した写真を展示した。

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「実験写真家 上原ゼンジの世界」

会期:2009年10月27日(火)〜 11月8日(日)
会場:NADAR/OSAKA
協力=(株)コスモスインターナショナル、エプサイト

経緯

昨年、ギャラリー「街道」の流し(現在は使っていないが、水道の蛇口などのあるスペース)に写真を展示させて貰ったが、それを見たギャラリー「ナダール」のオーナー、林和美さんより、企画展のお話をいただく。ナダールは渋谷と大阪でギャラリーを運営しているが、大阪の方で写真を展示していただけるとのこと。ありがたく展示させていただくことにする。

内容

エプサイトでの展示と多少かぶるが、現在一番見て欲しい写真と、いろんな技法で撮影した写真からセレクトして展示。一番見て欲しい写真とは、クラゲ、キノコ、ホオズキなどの写真。いろんな技法とは、一眼レフを輪ゴムで吊るしてブラした写真、歪みガラスを通した風景、透明球に映り込む世界、万華鏡写真の4パターン。
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出力

ペーパーはエプソンのクリスピアとコスモスインターナショナルのピクトランバライタを使用。ピクトランバライタとは天然素材のケナフという紙にバライタ層を設ける加工を施した用紙のこと。蛍光増白剤を使っていないというのがポイント。ビカビカなグロッシーペーパーではなく、風合いはあるんだけど色再現域は広い、つまり鮮やかな色も再現できる優れたインクジェットペーパーだ。「超高級作品画質インクジェットペーパー」というだけあって値段は高いけど。作品制作にはオススメ。
今回、一点だけB0のプリントを展示したが、そちらはエプサイトのプライベートラボで出力。出力センターに任せるのではなく、自分で納得のできる大判プリントをしたいという人に向いている。

トークショー

「創作のネタばらしをします!」というトークショーを行った。セミナーやワークショップの経験はあったけど、トークショーというのは初めて。トークのショーをしてお金を貰おうというのだから、大変なことだよな。もしも人が集まらないとギャラリーにも迷惑をかけてしまうので、工作用のレンズをオマケに付けることにする。しかし、早々に定員に達したのでホッとする。トークショーの内容としては、なんでいろんな技法で撮影するようになったのか? ということと、実際にどんなふうに撮影しているのかの紹介。デジカメとPCをつなぎ、ビー玉レンズを着けるとどんなふうに見えるのか? といったことをライブで投影する。この手法は分かりやすくて、良かったんじゃないでしょうか。
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カラーマネージメント講座

トークショーの前日には、デジタルハリウッド大阪校にて、「DTP Booster 008 カラーマネージメント講座」というセミナーを行う。こちらは49名の方の参加があった。

写真展を終えて

今回は13日間の会期中に3日しか顔を出せなかったのは残念でした。ただ在廊中に来ていただいた方と、いろいろお話できたのは良かったです。まあ、堅苦しい写真ではないので、ギャラリーに持ち込んだ工作物を使って、いろいろと解説させていただきました。在阪中は「やまもと」で、すじねぎ焼き、「千とせ 」で肉吸い、その他、たこ焼き、串揚げ、おでん、どて焼き等々を食す。みんな旨かった! ビバ、大阪! 次回は、松葉家本舗のおじやうどんが、ぜひ食べたい。

告知文

珍妙な自作レンズと撮影技法を駆使する写真家、上原ゼンジ。
彼の撮影方法は、なんと!電動ドリルの先にカメラを付けたり、輪ゴムでカメラを吊るしたり、あるいは消臭ビーズをレンズに使うなどなど。しかし、そこから生み出される写真作品たちは、およそその撮影方法やレンズからは想像出来ない完成度の高さ。デジタル写真全盛の中、安易なデジタル加工せず、アナログの味を引き出す。そのアナログの味を活かしつつ、デジタルで完成させる。デジタル写真にも精通した彼がこだわるのは、とにかく「今までにない写真」なのです。
今回の展示では、そんな彼の作品を30点以上展示いたします。ぜひご覧ください。

「流し展」

会期:2008年10月17日(金)~11月9日(日)
会場:「ギャラリー街道」内、「由古堂」流しスペース

内容

錆びたアイロンと、その写真。蝉の抜け殻と、その写真等、現物と写真を一緒に展示。何かアーティスティックな思惑があったというわけではなく、使用前、使用後みたいな感じで並列してみたら面白いんじゃないかと思っただけ。ギャラリー街道は写真家尾仲浩二さんが運営するギャラリー。南阿佐ヶ谷にある木造アパートをギャラリーに改造したユニークなスペース。

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「Nude」

会期:1996年3月18日(月)~3月24日(日)
会場:PLACE M

内容

花やクラゲの写真と女性ヌードを半々の割合で展示。モノクロフィルムで撮影し、自分でバライタ紙にプリント。コンタックス167MTにキヨハラ光学のVK70RとNDフィルタを着けて撮影。「PLACE M」は写真家の瀬戸正人さんと山内道雄さんが開設したギャラリーで当時は四谷三丁目にあった。私の会期中にちょうど瀬戸さんの木村伊兵衛賞受賞の報せが届いた。
この時の写真は、ヌードに関してはご本人の掲載許可が降りなかったのだが、一部を「花の名前」として公開している。

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