最初に手がけたのは、100円ショップで買ったレンズを使って撮影用レンズを自作することだった。特にレンズに関する知識があるわけではないので、紙筒を使った簡単な工作だ。
その後、ビー玉はレンズの代わりになるだろうか、などと実験を繰り返す中で宙玉レンズが生まれた。これは透明な球体をフィルターに貼り付け、その中に映り込む光景を撮影する方法だ。
手ブレ増幅装置ではカメラをゴムで吊るし、揺らしながら撮影することにより、ブレ写真を撮影することができる。これは意図の中に偶然をいかにして取り入れるかという実験だ。
思いついたらすぐに試してみる。その繰り返しの中で、新たな写真表現の可能性を探っている。

手づくりレンズを使って
100円ショップで買ったレンズを使って撮影用のレンズを手づくりした。カメラ用のレンズでは味わえない描写が得られる。

宙玉レンズ
手づくりでいろんなレンズを作る中から生まれた宙玉レンズ。大きな反響を呼び、製品化もされた。

線香花火玉
線香花火を宙玉レンズで撮ったら、どんなふうに写るだろうか? 思いつきをすぐ実行に移してみた。

揺れる東京ガイド
「手ブレ増幅装置」を使い東京の撮影をしてみた。見知った風景もこの装置により変容を遂げる。

万華鏡写真
通常の万華鏡では万華鏡のパターンは撮りづらいので、撮影専用の万華鏡を試行錯誤しながら作ってみた。

円窓景
レンズの先端に筒をつけることにより、丸い窓から覗くような光景を撮影することができる。