なにを、なぜ撮っているのか?


活動とミッション

私は実験写真家です。
撮影のコンセプトは、身近な物や場所を型にはまらない技法で撮影し、日常の不思議を記録することです。
さまざまな撮影をしていますが、大きくは次の3つの活動に分けることができます。

小さな宇宙 Tiny Little Universe
もうひとつの世界 Another World
手づくり写真工房 Handmade Photo Atelier

小さな宇宙 Tiny Little Universe 

「小さな宇宙」では遠くに行かず、自分の身の回りに宇宙を見出します。
たとえばこのプロジェクトのひとつに「ウズラの惑星」があります。
スーパーで買ってきたウズラ卵を接写してネガ反転させると、そこに青い惑星が現れました。
まだ国立天文台には報告していませんが、これは私の重要な発見のひとつです。
そのほか雑木林の中でキノコや苔などの小さな宇宙の撮影をしています。

Quail's Planet
Quail’s Planet

 

Manhole Planet

 

Ice Planet

 

もうひとつの世界 Another World

最近のカメラは解像度が高く、細かいところまで撮影することができます。しかし、時にはあまり細部まで写さない方がいい場合もあります。ぼやけた写真の中から我々は意味を見出そうと、想像力を働かせることができるからです。

そこで私はボケたり歪んだイメージを作り出すための特別な装置を考案しました。たとえば、「手ブレ増幅装置」を使って意図的にブレ写真を撮ったり、ピンホールカメラの穴を大きくしてボケた写真を撮ったり、手製のガラス皿をフィルターとして使い、世界を歪ませたり。

私が撮りたいのは現実そのものではなく現実感です。現実の中から感覚的なもの、情緒的なもの、本質的なものを抽出するためにこれらの技法を使っています。

 

Shaking Amplification Device
Hand-made Glass Dish

 

手づくり写真工房 Handmade Photo Atelier

「手づくり写真工房」では、手づくりレンズや撮影用万華鏡、そしてオリジナルのレンズアタッチメント「宙玉」など、さまざまなツールを制作しながら撮影をしています。

これはPhotoshopではできないようなアナログ的な表現をすること、新しい装置を手づくりすることにより、ブラックボックス化してしまった写真の原点に近づいてみようという試みです。

ただしこういった実験をするためにはデジタルの技術は多いに役立ちます。デジタルを否定するのではなく、デジタルの便利な部分は大いに利用しながらアナログ的なおもしろさを探求するというのが、この活動のコンセプトです。

 

Hand-made Lens

 

Kaleido-cam

 

The Soratama

 

遠くに行かなくても自分の近くで被写体を見つけることはできます。
見慣れたものも少し見方を変えるだけで、違う姿を見せてくれます。
アナログ的な工夫は写真に微妙なニュアンスをもたらしてくれます。

単に撮影をするだけでなく、さまざまな写真の楽しみ方を伝えることが私のミッションです。

実験写真家
上原ゼンジ

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